目次
1. はじめに
2025年の投資戦略について考える際、金利の動向と景気サイクルを踏まえたポートフォリオ構築が重要になります。私はこれまで、S&P500に連動した投資信託をコアとし、NASDAQ100や成長株、高配当株を組み合わせた投資を行ってきました。今年度は新たに「債券ETF(TLT)」を組み入れ、市場の動向に応じた戦略を実施していきます。
2. ポートフォリオの基本戦略
私のポートフォリオは以下のような構成です。
コア投資
- S&P500に連動した投資信託(NISA枠)
サテライト投資
- NASDAQ100に連動した投資信託
- 成長株を中心に投資
- 一部バリュー株や高配当株を組み入れ
- 2025年は新たに債券ETF(TLT)を追加
このポートフォリオの詳細な理由については、別記事で詳しく解説していますので、今回は概要のみ紹介します。
3. 債券ETF(TLT)の活用戦略
TLTとは?
TLT(iShares 20+ Year Treasury Bond ETF)は、米国の超長期国債(20年以上の満期を持つ債券)に投資するETFです。金利の動きに敏感であり、金利が下がると価格が上昇しやすい特性を持っています。
TLTの特徴
- 長期米国債(20年以上)に特化
- 金利低下時に価格が大きく上昇
- 比較的安定したインカムゲインが期待できる
- 景気後退期のリスクヘッジに有効
なぜTLTを選ぶのか?
2024年時点では金利が高止まりしていますが、2025年後半から2026年前半にかけて利下げが行われる可能性が高いと考えています。そこで、利下げによる債券価格の上昇を見越してTLTを徐々に購入しています
TLT購入のタイミング
金利が十分に下がり、TLTの価格が上昇したタイミングで売却し、次の投資にシフトする計画です。
4. 2025年後半の戦略:成長株へのシフト
TLT売却後の再投資先
TLTを売却した後の資金は、QQQ(NASDAQ100連動ETF)などの成長株に再投資する予定です。
理由
- 景気が回復し始めると、成長株が再び強さを見せる可能性が高い
- 金利低下が成長株のバリュエーションを押し上げる
- AIやテクノロジーセクターの中長期的な成長性に期待
短期的な調整
市場の動きに応じて短期的なポジションを調整しながら、長期的な資産成長を目指します。
5. まとめ
2025年の投資戦略のポイント
- 高金利環境でTLTを購入し、利下げ後の価格上昇を狙う
- TLT売却後はQQQなど成長株に資金を移す
- 市場の動向を注視しながら、柔軟に調整
この戦略を実践しながら、2025年の市場に適応していきたいと考えています。
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